フリーランスの働き方の一つとして「複業系パラレルワーカー」があります。
この記事では複業系パラレルワーカーが1週間に働く時間と収入、また複業系パラレルワーカーとして働くメリットについて解説していきます。
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目次
複業系パラレルワーカーとは
複業系パラレルワーカーとは2つ以上の仕事を持っている人たちのことを言います。
1つが本業でもう一つが副業という考えではなく、どちらも本業として業務に従事する働き方です。
- 例えば週に3日はA社で勤務
- 週に2日はB社で勤務といった働き方になります。
同じ業種で仕事をする方も多いですが、それぞれ全く異なった業種の仕事をする人も少なくありません。
様々な仕事を体験できる働き方だと言えるでしょう。
複業系パラレルワーカーが1週間に働く時間
複業系パラレルワーカーが1週間に働く時間は、フリーランスとクライアントを結びつけるサービスを提供する「ランサーズ株式会社」が行った「フリーランス実態調査2019」によると以下のようになっています。
データを見るとわかるように約8割の方が20時間未満にとどめています。
複業系パラレルワーカーが1週間に働く時間
時間 | パーセンテージ |
---|---|
0時間以上5時間未満 | 38% |
5時間以上10時間未満 | 23% |
10時間以上20時間未満 | 16% |
20時間以上30時間未満 | 7% |
30時間以上40時間未満 | 8% |
40時間以上 | 8% |
複業系パラレルワーカーの収入
先ほどは複業系パラレルワーカーが1週間に働く時間を紹介しましたが、それに対して得ている収入はどの程度のものなのでしょうか。こちらもランサーズ株式会社が行った「フリーランス実態調査2020」によって以下のような調査結果が示されています。
複業系パラレルワーカーが1年間に得ている収入:平均年間売上: 116万円
収入 | パーセンテージ |
---|---|
0円以上10万円未満 | 27% |
10万円以上50万円未満 | 25% |
50万円以上200万円未満 | 31% |
200万円以上 | 17% |
複業系パラレルワーカーのメリット
複業系パラレルワーカーとして働くメリットは主に4つあります。
これから複業系パラレルワーカーになろうかなと考えている方はぜひ参考にしてください。
- 収入源が複数あることでリスクヘッジになる
- 様々な仕事を経験できる
- 新しい考えが湧いてくるようになる
- 人脈を広げることができる
収入源が複数あることでリスクヘッジになる
複業系パラレルワーカーは2つ以上の仕事を持っているためリスクヘッジが行えています。
万が一1つの仕事がダメになったとしても路頭に迷うことはありません。
特に2021年現在はコロナウイルスの影響で不安定な経済状況です。どんな大企業でも倒産することがおかしくない状況になっています。
今の職場に不安を感じているという方は複業系パラレルワーカーになりリスクを分散させておくことをおすすめします。
様々な仕事を経験できる
一つの企業にだけ所属していると考え方が偏ってしまったりスキルの向上に限界を感じることも少なくありません。
複業系パレラルワーカーになり複数の企業で仕事をすることで自分の成長にもつながります。
また、複数の興味のある業種があるのであればそのすべてにチャレンジすることもできます。ただし、自分が抱え切れる仕事のキャパを超えてしまうと十分なパフォーマンスが発揮できなくなってしまうため注意するようにしましょう。どの仕事にどれだけの労力を使うのかという自己管理能力も大切になるので自分の能力はどの程度のものなのか一度分析を行ってみてください。
新しい考えが湧いてくるようになる
複数の業種で仕事をすることによりそれぞれを組み合わせた考えができるようになります。
例えばIT系とピッキングの仕事をしている場合には「ピッキングを楽にする機械を開発できないかな」と実際に働いているからこそ新たなアイディアが浮かぶことがあります。
一つの業種でスキルを磨きあげるのもよし、複数の業種で様々な考えを組み合わせるのもよしという、まさに現代ならではの働き方と言えるでしょう。
人脈を広げることができる
2つ以上の仕事に関わるということなので、その分出会う人も多くなります。
幅広い人脈はこれからの人生をより豊かにする一つの要素です。複業で出会った人から新しい仕事を紹介されることも少なくありません。コミュニケーション能力と確かなスキルを兼ね備えているのであれば複業系パラレルワーカーになることで今よりも収入を大きく増やせる可能性が非常に高いです。
逆にこれから複業系パラレルワーカーになりたいという方はコミュニケーション能力とスキルを磨いておくことをおすすめします。
まとめ
複業系パラレルワーカーは新型コロナウイルスの影響もあり、リスクヘッジができる新しい働き方として注目を集めています。
また、様々な仕事を経験して人脈を広げることで今よりも多くの収入を手に入れる可能性も十分にあります。しかし、複業での勤務を認めている企業はまだまだ少ないのが現状です。
働きたいと思った企業があった場合には複業がOKなのかをまず確認するようにしましょう。